エンジンオイル
- エンジンオイルは、エンジン性能を維持するために、潤滑し、金属部分の摩耗を防ぎます。
- 長期間エンジンオイルを交換しないまま乗り続けると、燃費やエンジンの不調、最悪の場合、エンジンが壊れることがあります。定期的にスズキ車専用に開発されたスズキ純正オイルの交換をお勧めします。
軽自動車は2,500~10,000km、小型・普通車は7,500~15,000km走行ごとに交換をお勧めします。また、走行距離が少ない場合も3ヶ月~1年ごとの交換をお勧めします。
*車種、エンジン、使用状況により交換時期は異なります。
エンジンオイルフィルター
- エンジンオイルフィルターは、エンジンオイルの中の金属粉などを取り除きます。
- 交換をしないと、目詰まりを起こし、汚れたままのオイルがエンジン内部を傷付け、最悪の場合、エンジンが壊れることがあります。定期的に純正部品の交換をお勧めします。
- 走行距離5,000~15,000kmごと、またはオイル交換2回に1回の割合で交換しましょう。
エアクリーナエレメント
- エアクリーナエレメントは、エンジンに吸い込む空気のゴミを取り除きます。
- 交換をしないと、目詰まりを起こし、燃費の悪化やエンジンの力が無くなったりします。定期的に純正部品の交換をお勧めします。
- 軽自動車は、20,000~40,000km、小型車・普通車は、20,000~50,000km走行ごと。未舗装路など埃の多い場所で運転する場合は、まめに点検を行い、早めに交換しましょう。
点火プラグ
- 点火プラグは、エンジン内のガソリンと空気の混合気に点火し燃焼させます。
- 交換をしないと、プラグの先端が摩耗し、燃費の悪化や、エンジンの力が無くなり、かからなくなることもあります。定期的に純正部品への交換をお勧めします。
- 軽自動車の場合は40,000km、小型車・普通車の場合は100,000km走行ごとの交換をお勧めします。
*走行距離が少ない場合も2年~7年ごとの交換をお勧めします。
*車種・エンジン、使用状況により、交換時期は異なります。
スイフトスポーツは60,000km走行ごとの交換をお勧めします。
フューエルホース
- フューエルホースは、燃料タンクからエンジンへの燃料を送るゴムのホースです。
- ゴムがひび割れていたり、硬くなっていると、燃料漏れが発生し、最悪の場合は、車両火災をおこす恐れがあります。1年または、車検ごとに点検し、不具合がある場合には交換が必要です。
- ゴムがひび割れていないか、硬くなっていないか、1年または、車検ごとに点検し、不具合がある場合は交換が必要です。
ベルト
- ベルトは、エンジンの回転力を発電機、エアコン、冷却水を循環させるポンプなどに伝えるゴムの部品です。
- 交換をしないと、ベルトが滑ったり、切れたりして、最悪の場合、バッテリー上がりやエンジンのオーバーヒートを引き起こす恐れがあります。定期的に純正部品の交換をお勧めします。
- 1年毎に点検し、ベルトにひび割れ等、不具合がある場合は、交換が必要です。
バッテリー
- バッテリーは、発電機で作られた電気を貯えて、各部品へ電気を送ります。
- 長期間交換しないと、突然エンジンがかからなくなったり、燃費の悪化に繋がります。定期点検時に、バッテリーの性能が低下している場合は、スズキ車専用のバッテリーへの交換をお勧めします。
- 2~3年ごとに交換しましょう。また、エンジンのかかりが悪くなったり、ライトが暗くなったりしたときも交換の目安です。
冷却水(LLC)
- 冷却水は、エンジンの熱を下げる働きをします。
長期間交換しないと、ラジエーター内に錆や凍結が発生し、オーバーヒートを起こして、エンジンが壊れる恐れがあります。
定期的に純正部品の交換をお勧めします。*冷却水の種類により、交換時期は異なります。
オイル漏れ・冷却水漏れ
- オイルや冷却水が漏れるのを防ぐため、エンジンやミッションには各部の接合部に、パッキン※がはさんであります。これらは年数や走行距離により、次第に劣化して、外部にオイルや冷却水が漏れる場合があります。
- 漏れたままにしておくと、焦げ臭いにおいがしたり、オイルや冷却水が次第になくなってエンジンやミッションが破損します。
- オイル漏れ・冷却水漏れがある場合は修理が必要です。
※継ぎ目などにあてて、気体や液体のこぼれるのを防ぐもの。
オートマチックオイル(ATF)
- オートマチックオイルは、AT車の変速装置の作動に使われる液体です。
- オートマチックオイルが劣化すると、変速時に振動や変速ショックが大きくなり、最悪の場合、走行不能になります。定期的に純正オイルへの交換をお勧めします。
- 軽自動車は40,000km、小型車・普通車は100,000km走行ごとに、交換しましょう。ただし、悪路走行や登降坂路などの厳しい使われ方が多い場合は、軽自動車は30,000km、小型車・普通車は80、000km走行ごとに交換しましょう。
*CVTは定期的にオイル交換をする必要はありません。
ミッションオイル、トランスファオイル、デフオイル
- ミッションオイル、トランスファオイル、テフオイルは、ギヤの潤滑ならびに金属部分の摩耗を防ぐ働きをします。
- 交換しないと変な音がしたり、ギヤがスムーズに入らなかったり、最悪の場合、ギヤが破損します。定期的に純正オイルへの交換をお勧めします。
- 40,000km走行ごとに交換しましょう。ただし、悪路走行や登降坂路などの厳しい使い方が多い場合は、20,000km走行ごとに交換しましょう。
ワイパーゴム
- ワイパーゴムは、雨や汚れを拭き取り、視界を確保します。
- 拭き取り状態が悪いと、安全な視界を確保できません。ワイパー作動時に拭き取りが悪くなったり、変な音がしたり、亀裂を見つけたら交換が必要です。
- ワイパー作動時に拭き取りが悪くなったり、ゴムの部分に折れ曲がりや亀裂を見つけたら、交換しましょう。
ランプ・電球
- ランプ・電球は、夜間走行するための視界を確保したり、相手の車に自分の存在や動きを知らせます。
- ヘッドライト、ブレーキランプ、ウインカーランプが切れていると非常に危険です。点検をして電球が切れていたら交換が必要です。
- 日常点検を行い、電球が切れていたら、すぐに交換しましょう。
非常信号灯(発炎筒)
- 非常信号灯は、故障や事故により、緊急停車したときに、周囲に危険を知らせ追突を防ぐ部品です。
- 非常信号灯には有効期限がありますので、次回点検時までに有効期限(4年)が切れる場合は交換が必要です。
エアコンフィルター
- エアコンフィルターは、車内の見えない埃、ゴミ、花粉を取り除きます。
- 汚れてくると、エアコンの効きが落ちたり、嫌な臭いがしてきます。
- 1年に1回の交換をお勧めします。
携帯リモコン電池
- 携帯リモコンで、エンジンをかけたり、ドアの開け閉めをしたりできます。
- 電池が消耗すると、キーレススタート機能で、エンジンをかけたり、ドアの開け閉めができなくなり、警告灯が点灯します。
- 警告灯が点灯したら交換が必要です。
マフラー
- マフラーは、エンジンの騒音を小さくします。
- 融雪剤などにより錆びると、騒音が発生します。
- 錆の具合によって交換が必要です。
タイヤ
- タイヤは、車が「走る」、「曲がる」、「止まる」ために、路面に力を伝えます。
- すり減ったタイヤはブレーキをかけても止まる距離が長くなったり、スリップしやすくなったりします。定期的に点検し、すり減っている場合、また亀裂や損傷がある場合は交換が必要です。
- タイヤローテーションは、走行5,000kmごとに行いましょう。また、定期的に点検を行ない、交換時期は「スリップサイン」を目安にし、溝が深い場合でも、亀裂や損傷がある場合は、新品に交換しましょう。
ブレーキシュー
- ブレーキシューは、車を止めるための重要な部品です。
- ブレーキシューがすり減ると、ブレーキの利きが悪くなり、プレーキシューの金属部分で他の部品を削ってしまい、高額な修理費がかかる場合があります。点検を行い残量が少ない場合は、純正部品の交換をお勧めします。
- 定期的な点検を行い、残量2mmを下回る前に交換しましょう。
ドライブシャフトブーツ
- ドライブシャフトブーツは、タイヤにエンジンの動力を伝える部品を保護するゴムのカバーです。
- ゴムが劣化して亀裂が入ると、内部の油が飛び散り、潤滑できなくなって内部の部品が破損します。最悪の場合、走行不能になります。
- 1年または車検ごとに点検し、亀裂がある場合には、交換が必要です。
ボールジョイントブーツ
- ボールジョイントブーツは、路面からの衝撃を受けるボールジョイントの取付部を保護するゴムのカバーです。
- ボールジョイントブーツが損傷して、接続部に水や融雪剤が入り込んで摩耗すると、ハンドルが振動し、最悪の場合、ハンドルが効かなくなります。
- 1年または車検ごとに点検し、亀裂がある場合には、交換が必要です。
ブレーキフルード
- ブレーキフルードは、ブレーキペダルを踏んだ時の力をブレーキ装置に伝える液体です。
- 劣化するとブレーキ性能が低下します。
- 車検ごとの交換をお勧めします。
ご注意
ブレーキパッドやブレーキシューの残量が少なくなると、ブレーキフルードの液面が下がり警告灯が点灯します。ブレーキフルードを補充してしまうと、警告灯が点灯しなくなりますので、補充しないで当店にご相談ください。
ブレーキディスク
- ブレーキディスクはブレーキをかけるための重要な部品で、融雪剤等により錆びます。
- 錆びるとブレーキの効きが悪くなります。
- 錆や摩耗の具合によって交換が必要となります。
ブレーキパッド
- ブレーキパッドは、車を止めるための重要な部品です。
- ブレーキパッドがすり減ると、ブレーキの利きが悪くなり、ブレーキパッドの金属部分で他の部品を削ってしまい、高額な修理費がかかる場合があります。点検を行い残量が少なくなった場合は、純正部品の交換をお勧めします。
- 定期的な点検を行い、残厚5mmを下回る前に交換しましょう。